BLACK DOG
破壊的になりそうな、交錯した脳の混沌を。
皆が孤独に苦しみ、楽しみ。
そこに在る存在を、
微かながらの世界発信をして、自分を慰める。
この瞬間の喜びも悲しみも「我思うゆえに我あり」。
自分の人生劇場、どう香りをつけて生きるのか。
所詮大河の一滴。
だったら、自分で自分を演出して生きるのだ。
自分の中に蠢く煩悩ちゃんと対峙して。
どんな香りをつける?
どんな音霊を流す?
どんな衣装マトウ?
誰も見ちゃいない、いや、いや、唯一見てるヤツがいる。
己。
己。
己
肉体は日々確実に堕ち、ますます、心の原形が表出してくる。
垂れた肉を身にまとい、満月の夜、何を叫ぶ?
さあ、今こそ、生きるのだ。
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