戦争が奪った
国が理性を失った状態、それが戦争。
わけのわからぬ精神性で心に無理やりねじ込むように自分の運命を納得させるそんな異常な毎日。
明日は死。
死あるのみ。
死と常に対峙した精神状態というのはどんな風なのだろうか。
戦争中は神、戦争が終われば危険分子。
ある特攻隊兵から生還した方のお話。
我々は歴史の瞬間の一点しか見ていない。
その一点の連続性の中で起こる無常な無情な現実の連続性は誰も感ぜず。
お国のためにと特攻隊に志願し、戦争中は神の子として崇められ、しかし、戦争が終われば、危険分子として、就職もできなかったという現実。
歴史はあまりに無常で、無情だ。
今の我々の悩みなど、まさにヘナチョコ、まさにヘナチョコなんだよ。
どんどこどこスコ、生きてやる。
今日という1日は、敵艦に自分の命共々突っ込んでいった若者達が生きたかった1日。
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