静かに、穏やかに
何なんだ。
あの4畳半の押入れの中で聞いたジャパン。
ジャパンを聞くと、横溝正史。
横溝正史の怪奇小説を大学時代読みふけった。
あの読後感。
横溝正史の小説には何とも言えない読後感が付きまとう。
べっとりと、
感じてしまいたくない感情を知ってしまって、それを忘れ去れぬような。。。
付きまとうんだ、影のごとく、長いんだよ、その引きずりがね。
人間の運命と宿命、
どうにもならない、時に、
理性を超えた獣のような感情。
夜、暗闇。
闇は人知れず獣に戻る時。
闇は人間にあたえられた獣に戻る時。
背中から獣の毛が生え出てるよ、お前。
早く眠るのだ。
一刻も早く朝陽を浴びよう。
今の哀しみが、人々を獣にしないように、静かにそっと。
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