追いかけるな
追いかけるから、苦しくなる。
追いかけるから、負ける。
追いかけるから、捨てられる。
人はすべて、一人で生まれ、一人で去っていく生き物である。
失ったものはかえってこない。
昔?どれくらい前に買ったか覚えていないが、私の部屋の本棚にあった。
この本を買った時の心境はどんな風だったんだろう?
「追いかけるな」
追いかけたくないけれども、何か追いかけてしまう何かがあったのだろうか?
全く覚えがない。
伊集院 静という人物をさりげなく昔から知っていて、粋な人だとどこか思っていて、この人が発する「追いかけるな」という無常な言葉に触発され、瞬間、この本を取ってしまったのか?
今書いたこの言葉は今その本から醸し出される雰囲気を見てそう思って書いただけなのであって、その時にそう思ったのかは定かではない。
まあとにかく、これを、最近読んでいる。
伊集院さんの、無常感といいますか、男としてのつっぱり感とでもいいましょうか。
また違った人生の定義を教えて貰った気がします。
毎日の日常は、日々、感情に引っかかることばかりで、いかに、そこのところを引っかからないようにするのか。
案外テーマだったりします。
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